朝晩の空気にキリッとした冷たい気配を感じる道東の秋。 サロマ湖畔にあるホタテ貝柱工場が冬の休業を目前に迎え、当社の『ホタテエキス』製造も忙しくなる季節です。 今回は大人の工場見学と称し、「ホタテ貝柱工場」では原料となるホタテの煮汁ができるまでの工程を、「北海道第二工場」ではホタテエキスの製造行程をご紹介します。和弘食品の強みのひとつ、“北海道食材から天然エキスを作る技術” を知っていただければ幸いです。 |
大人の工場見学② ~北海道第二工場編~
ホタテ貝柱工場を後にし、サロマ湖から車を走らせて約30分。
回収したホタテエキスの向かう先は当社の『北海道第二工場』です。
のどかな田園風景を眺めながらの到着です。
出迎えてくれたのは和弘食品のホタテマイスターこと、
北海道第二工場を管理している鈴木さん。日々の業務お疲れ様です!
この工場では、“ホタテの煮汁からホタテエキスの製造” をしています。ホタテエキスは主に惣菜メーカーや菓子メーカーなどの加工品に使われていますので、知らず知らずのうちに当社の商品を召し上がっていた…なんてこともあるのではないでしょうか。
トラックに積まれたホタテの煮汁は、トラックの貯蔵タンクから直接工場の貯蔵タンクへとラインで送り込まれます。【右の写真が貯蔵タンク】
貯蔵タンク内のホタテの煮汁はフレッシュな状態のまま、ラインを通じて殺菌プレートへ送られます。
遠心分離機にかけた後、ホタテエキス濃縮のメインとなる『濃縮機』へ。
要塞ピットのような佇まいの濃縮機で濃縮され、充填機を使いながら梱包を行います。
外気に触れることなく、衛生的かつクリーンな環境で濃縮作業が進められているため、ギュギュッ~と濃縮! という感じが写真から伝わらないのですが非常に残念です。
2013年は昨年に比べてホタテ煮汁が多く回収できており、順調に製造が進んでおります。
昨年はホタテ貝の生育不良が影響し、ホタテエキスおよびホタテパウダーの新規取引を一時休止させていただいておりました。
現在調整を進めておりますので、新規取引再開の際はサイトでご案内をさせていただきます。
限られた資源でホタテエキスを製造しているため、まだまだ課題の多い商品ではありますが、
北海道に本社を構える和弘食品ならではの、”北海道ブランド” を打ち出した商品であることに変わりはありません。
北海道素材の特徴を打ち出した商品は、今後も力を入れていく予定です。
ぜひご期待ください!
大人の工場見学。お楽しみは「ご当地グルメ編」へと続きます。