今年も行ってきました・さっぽろオータムフェスト2016
あっという間に夏が過ぎ、落ち葉がカサカサと道路を舞っています。北海道はすっかり秋。
さっぽろオータムフェスト2016 に行ってきました。毎年、秋恒例のグルメレポートです。
平日でもかなりの人出があったので調べてみたところ、今年は過去最高の来場者数を記録したとの記事が…。
北海道の食フェスとしては、大規模かつ認知度の高いイベントとなっているようです。
テーマは ”地産地消”! Hokkaidoラーメン&ご当地グルメに学ぶ
ラーメンスープ・タレ.com を運営している建前上、まずはラーメンや麺類を主体に調査です。
今年は16種類ほどメニューを試食しました。麺は全て北海道産小麦を使用しています。
味噌、塩、醤油、海鮮系などいろいろありましたが、やっぱり人気は ”味噌ラーメン”。
酒粕を使った味噌ラーメンは身体が温まり、これから迎える寒い季節にぴったりです。
ホッキ貝や海老などを使った海鮮系のラーメンも北海道らしいですよね。
醤油ラーメンについては、トッピングの肉に特徴をもたせているお店が多かったです。
ラーメンではありませんが、北海道各地に続々登場するご当地グルメの新作もチェック!
地元産の素材を活かした名刺代わりの一杯というイメージです。非常に手が込んでおり、見た目にも驚かされます。
7種類の具材を愉しめる、並べ方もユニークな ”オホーツク清里 虹色うどん”。
塩ラーメンなのに見た目が黒い!? 黒千石大豆を使った ”北竜町 黒竜とろみ塩ラーメン”。
タコとツブがのったあんかけ風の ”白糠町 タコつぶステーキ丼”。どのネーミングも独自性があります。
今年は ”肉” がアツイ・さっぽろ肉まつりと銘打った特別会場が登場!
熟成肉やローストビーフ丼など、肉ブームが再来して久しいものの、今なおその熱は冷めやらぬ模様です。
今年は特別会場にて「さっぽろ肉まつり」が開催。道産肉を使った工夫を凝らしたメニューが並びました。
ここ数年でトレンドとなった ”ローストビーフ丼” は必ずあるだろう…とは予想していましたが、
別会場でもかなりのお店でローストビーフ丼を出していたのには驚きです。行列ができるお店もありました。
通常版に加え、カニ×ローストビーフ丼、うに×ローストビーフ丼、牡蠣×ローストビーフ丼…など、
北海道ならではの贅沢なコラボメニューが目を引きました。
あらためて”北海道ザンギ”とは何かを考察してみました
”ザンギ” とはかなりざっくり言うと、唐揚げのことです。
北海道人はあまり細かい定義を必要としませんので、さらにざっくり言うと、
ニンニク生姜&醤油で味付けし、片栗粉でまぶしてカラっと揚げたもの…という認識です。
過去に行ったことのある、さっぽろ雪まつり会場でもバラエティ豊かなザンギに出会いましたが、
今年のさっぽろオータムフェストでも、なかなか彩り豊かなザンギたちと出会いました。
逆にノーマルバージョンが新鮮に感じられるという事態に陥りつつ、
どのザンギにも共通している点としては、味付けがかなりしっかりしているということでしょうか。
どれもビールがほしくなる濃いめの味付けだと思います。
そして結論。ザンギとは「ジャンル問わず美味しい物を揚げた、濃い味付けの揚げもの」。
ということでいかがでしょうか。
個人的には片栗粉をしっかりつけてカリッと揚げてほしい、という要望を付け加えておきます。
最後に…
台風があまりこない北海道ですが、今年は8月に3回も台風が上陸しました。
北海道に1年で3回台風が上陸したのは、1951年の統計開始以来初めてとのこと。
台風10号が上陸した際の被害は大きく、「激甚災害指定」がされるほど深刻な事態となっています。
そのため、さっぽろオータムフェストへの出展が中止となった市町村もありました。
特に被害の大きかった十勝地方。
JAネットワーク十勝によると、十勝地方の食料自給率は1100%、日本の畑の12%を占めると言われています。
徐々にその影響が明らかになっていますが、まずはいつもの日常がもどってくること、
そして来年~10年後は、みんなで秋の恵みを祝えるよう復興を祈るばかりです。
過去のイベントレポート
≫ さっぽろオータムフェスト2013◆HOKKAIDOラーメン祭り